2016年8月9日火曜日

【短期連載その12 ニブンノイチ】


娘が宿題らしきものをしていたので、掃除をしながらそれとなく様子を見ていたのですが、「パチパチ」と音がしはじめたので近寄って行きましたら、華麗な指さばきで電卓を叩いて計算ドリルをやっていました。経理か何かの人かと思った。全部消してやりなおし、と言ったらこの世のものとは思えない恐ろしい顔になってものすごい勢いでやり直して、しばらくしたらお茶でも行きましょうと言ってきました。

息子が所用で不在だったので2人で近くの喫茶店に行き、ワッフルを食べながら娘の話を聞く。

○○君が○○ちゃんのこと好きなんだって〜など、はじめは彼女がイメージしている女子トークを展開しようとするもすぐにネタ切れとなり、そういう時は決まって「ママが見た一番怖い夢の話をして」と言ってくるのです。





それでいつも「砂場に骸骨が埋まっているのを見つけてどうしようと思っていたら自分も砂場に吸い込まれた話」と「起きても起きても夢の中、」の話をする。もう通算100回くらいしている。

娘は飽きもせず聞き、新鮮に驚き、さらなるディテールを求め、何度でも満足して楽そうにしています。

いつも温厚な息子と違い、娘の気分は分刻みで変わるので大変なことも沢山ありますが、新たな発見や驚きをたくさん持ってきてくれる面白い人です。

最近10歳になりました。

これからも好きな絵をたくさん描きながら楽しく暮らせるといーね。

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