2017年12月31日日曜日

【2017年ありがとうございました】

大晦日です。
今年もかなりマイペースなfirmamentiaでしたが、おつきあい頂いた皆様本当にありがとうございました。
相変わらず作る数や出展する頻度は減っても、辞めようとは一度も思わないのは、本当に応援してくださる方々のおかげです。好きなものを、好きなように作りつつも、そのありがたみを忘れないように精進していく所存、来年もどうぞよろしくお願いいたします。

どうぞ、良いお年をお迎えくださいませ。

作業場への階段が少しきれいになりました


むら染めニットキルトでつくりました。鎖骨が見えお尻が隠れます 
後ろにはむら染めレースを合わせています

あと、来年こそは自分で着画を撮りたいのでとにかく体型を普通に戻したい!です!

2017年12月15日金曜日

【クリエーターズマーケットありがとうございました】

カウントダウンのとおり、先週末に行われたクリエーターズマーケットに出展してきました。

1ブースで出したのですが、結論としてはブースが狭すぎたんじゃあ〜、という感じです。狭いなら狭いでそれなりの配置をしっかり考えないといけなかった。無策、、、!
今度出すことがあれば、また2ブースに戻そうと心に誓いました。

あと、狭い以外の反省点としては、今回規模を小さくして、スヌードや手軽な羽織ものを中心に持っていったが、ブラウスやジャケット、パンツなど、手の込んだものをお求めいただくことが多かったということがあります。手軽なものの方が出るという先入観がどこかにあったのかな。作るものに関しては、変に売れる売れないを意識しないで、好きなものを作った方がいいのかなとも思いました。「この人、好きなものを好きなように作っているな〜」というのが伝わった方が楽しいですもんね、、

そのような中でも、お久しぶりの方々が遊びに来てくださって本当に嬉しかったです。お会いしないうちにご結婚されていたり、お子さんが大きくなっていたり、時の経つのは早いものよ、、
初めてのお客様にもたくさんお会いできて、楽しい時間でした。皆様本当にありがとうございました!

そしてイベント終わって次に作るものは

1年ほど前に新調。愛おしい
三味線の会で着る衣装であります。(わたしは津軽三味線のチームに入っており時々ボランティアで演奏しにいくのです)まさか自分がこのようなものを作る機会に恵まれるとはね、、楽しみです。春夏のお洋服も形にしていきたいです。

2017年12月8日金曜日

【クリマまでのCDその5 羽織】

いよいよ週末はクリエーターズマーケットです。
(firmamentiaは日曜のみの出展になります)


ちなみに、ブースの場所は3号館C−240、紫の印のあるところです。図の左下入り口から入っていただいて右手に進んでいただくと存在します。

簡単に羽織れるものを作りました。コーディガンと呼んでいいのでしょうか

グレーのツイード

サイドから見た感じ

ウールニット
バック
柄物。デニムパンツなどに合うと思います
開けて着ても良いかと
こちら全て、1枚の生地でできています。人台から脱がせて平面に置いたら、釣鐘型の布に穴が空いているだけの形で、その穴に体を通して着るとこのような形になります。単純な作りですが、その穴をどこに、どのような形で開けるかがなかなか決まらずに何度かやり直しをしました。痩せ型の人が着れば前がたくさん閉じ、大きめの方が着れば肩にひっかけて着る形になりますが、いずれにせよ色々な方に羽織っていただいてその収まり具合を知りたいです。なんのことやらな文章ですが、とにかくたくさんの方に見ていただけるといいなあ。
あと、先も書きましたが広げると1枚の生地なので、屋内では脱いでひざ掛けにしていただいても良いかと思います。


さらに、今回布端を2本取りのウール糸でかがって処理しました。今回はこの縁かがりも大きなポイントのひとつです。特殊な工業用ミシンと糸をお借りしました。感謝感謝です。これによって見返しやバイアステープと違う温かみが出たと思います。

なんだか色々することがあり焦った文章になってしまいましたが、カウントダウンおつきあいいただきありがとうございました!


2017年12月6日水曜日

【クリマまでのCDその4 巻いていく】

日曜日が近づいてくる、、

本日は、形が決まらなかったアウターの仕上げをしていました。写真は次回載せたいと思います。


今回のクリマとは関係ありませんが、先月友人の結婚披露宴に行った時のセットアップ。以前作ったブラウスにスカートをつけてみました。私のサイズ(大)に合わせて作ったので、こちらの人台に着せる際、後ろで思い切りつまんでおり、タックからの形が不自然なのはご了承ください。。

いつか機会があったら、こういうちょっときちんとした感じのものばかりを並べて展示したいなあと思っているのですが、こういうのこそサイズ感が大事だったりするので闇雲に作るのは難しいかな。


さてクリマの宣伝に戻りますと、こんな感じのスヌードを持っていきます。

モヘアニット。1.6×1.4mの生地を使用しても軽い。高密度メルトンだったら首が折れます



個性的なニットとフェイクファーの組み合わせ
ドットを大人らしく
個性的な柄ですが色合いが落ち着いているので使いやすいです
色柄の組み合わせが気に入ってそのまま使いました
花柄の生地確かアンゴラが入っている。先のモヘアと。触り心地良し
スヌード苦手という方にマフラーも数点準備しております


2017年12月4日月曜日

【クリマまでのCDその3 せんい祭】

今更ですがブログのタイトル、クリマまでのCD/カウントダウンと言っておきながら、その1その2とカウントアップしていて、そういうところが思慮が浅く突発的、センスと根性なし、迂闊、ヘタレな自分らしくてげんなりします(今度持っていくアウターのパターンが何度やりなおしてもピタッと決まらず自己評価が著しく低下している)。御免くださいね。




本日朝、息子を岐阜駅まで送っていったところ、駅の向かいの繊維問屋街が珍しくものすごい人で溢れていて、あちこちに「せんい祭」というのぼりが立っていました。

せんい祭
http://www.nihon-kankou.or.jp/gifu/detail/21201ba2212054434

色々調べてみると、これは年4回行われる問屋街でのセールで、洋服の他に生地や副資材も売っているらしい。知らなかった。

息子を送るだけ、車から決して降りない予定だったので頭も顔もボサボサ、小汚いグレーのスエット上下に茶色とオレンジ色のベスト、ピンクのジョギングシューズというよく分からない姿でとりあえず行ってみることに。


ミセスのお洋服が多い印象でしたが、礼服や若い人向けのカジュアルウエアのお店もあってどこも安い!そして人も多い!行列のできているお店もありました。

問屋街のアーケードはあちこち曲がっている
 (写真、生地を抱えて帰る途中にふわふわしながら撮っているのであまり参考にならずすみません)

4丁目。左下の副資材に人が集まっています

生地は、そのような既製服の側でハギレとして売られているものがあったり、生地だけ売っているお店があったり色々で、その中でも人だかりのできていた生地屋を発見。大変軽いがしっかりとしたフェルトウールの反物があったのでお店の方に値段を聞いたら嘘やろ、というくらい安かったので購入。購入するときあまりに人が多いからか、自分で欲しい分を測って自分で切る、という初めてのセルフ方式でした。大丈夫なのだろうか。あとお借りしたハサミがびっくりするほど切れなかった(借りておいてすみません)ので、面倒になって接着芯を巻きで購入。質は悪くない、いや多分良いと思われるのにめちゃくちゃ安い。もう一つ気になる生地があったのですが、組成が分からないと言われて断念。でもまあ大収穫でした。

ぐるっと見て回った感じ、生地についてはハギレはそこまで安い!ということはないけれども、ウール系の反物(スーツやコートの生地)は探せば掘り出し物があるという印象でした。割と「生地のことはよく分からないから、この列全部同じ値段!」みたいなざっくりしたところも多いので、自分の目を信じて探せば良い物が見つかると思います。今回は用心して安牌であろう生地のみ入手したので、次回4月はもうすこし色々準備して臨みたいと思いました。楽しかったし、いつも静かな問屋街が賑わっていて嬉しかったです。終わります。


2017年12月3日日曜日

【クリマまでのCDその2 巻く】

今回のクリマには、スヌードをたくさん作って持っていきます。
スヌード、作り方は単純ですが、生地の組み合わせを楽しんで作ることができました。
ただ作業場の床がフェイクファーまみれになるのが大変です。


ベージュ系。
巻き方で雰囲気が変わります。

 モコモコしたやつ。ドットの主張も強いですね。


上質な薄手のニットで作ったものもあります。自然な光沢があり、軽くて暖かい。そして縫いにくい。
 


2017年12月1日金曜日

【クリマまでのCDその1 お久しぶりです】

かなりうろ覚えですが、松田青子「英子の森」という小説に、『今の世の中(おそらくSNSなどに)疲れたとか悲しいとか書き込まないと、疲れたり悲しかったりしていることにはならない風潮』について書かれた部分があってうーむと唸っているうちに12月です。お元気ですか。

以前少し告知しましたが、
クリエーターズマーケット(http://www.creatorsmarket.com/)に出展します。


 フィルマメンチア

12月10日(日)ポートメッセ名古屋3号館 C−240 
(1日のみの出展となります)


クリマ自体は、12月9日(土)10(日)の2日間、2号館3号館にて行われますが、わたくしは1日のみ、ブースも今までの半分というコンパクトな感じでの参加であります。
持っていくものも、試着室が無くてもお試しできるポンチョなどの羽織りやスヌード中心となります。よろしければ遊びにいらしてくださいませ。

しっかりした綿ニットで作ったポンチョ。
スリットが入っており腕が動かしやすいようになっています。



編み目が美しい上品な生地。
衿元を綺麗に見せたいと思って作った形です。


色違いでカーキもあります。

ウール混の生地でも作成。こちらは軽い。
色はベージュとグレーです。


一枚仕立てで、バイアステープ処理しました。

袖の部分はボタンで開閉できます。



2017年9月1日金曜日

【短期連載最終回 ご清覧ありがとうございました】

今日から娘の小学校も2学期がスタート、家の中が急に静かになりました。



昨日娘と観てきました。 毎回同じような感想を言っているがすごく面白かったです(ネタバレを大変恐れている)。予告画像は何というかアメコミ感を出しているのかポップな感じがしますが、本編はもっとシリアスでした。なぜ世の中で戦争が終わらないのか、という問いに対して、クリス・パイン扮するスティーブが答えた内容がすごく良かった。ヒロインのガルガドットは文句無しに美しいし可愛らしいし、アクションシーンなどはさすがの迫力だったのに加えて、あー面白かった、だけで終わらせない力を持った作品だと思いました。

夏休み最終日はそれだけで終わらず、娘のかねてからのリクエストで猫カフェなるものに初めて行ってきた。

席に通されるとわらわらと猫が来て何となくじゃれてくれる

覗いてくる
なんかとてもゆったりした不思議な空間でしたよ。



さて、今年ものんべんだらりとした夏の生活におつきあいくださって誠にありがとうございました。昨年の夏は、息子の中学受験(これについても書きたいことが100個くらいあるような何もないようなくるりのようなそんな心境です)の最中で親子共々精神状態がよろしくなかったのですが、結果はどうあれ、今年はそういう諸々からも解放され割と平穏な気持ちで過ごすことができました。

フィルマメンチアとしては、10月岡崎ナチュラルアートさんにてお洋服展、12月に久々にクリエーターズマーケットに出店します。12月10日(日)1日1ブースのみですが、久しぶりにがんばりたいなあ。。お近くの方よろしければ遊びにいらしてくださいませ。

それでは、暑かったり涼しかったりですが、どうかどうかみなさまご自愛ください。 改めましてありがとうございました。



2017年8月31日木曜日

【短期連載その26 沸点】

夏休みもあと1日、ようやくだな〜つって弁当を作っていたら、熱された油が左手に飛んで人差し指と中指を火傷してしまいました。おそらく昨晩宿題もやらずにテレビを観ていた子どもたちと、一緒になってキャッキャッとしていた夫に対してグチグチ文句を言って3人を悲しい顔にさせたバチがあたったのでしょう。大らかな感じに生きたい。

そういや少し前に百貨店のトイレに並んでいたら、私の前にいた品の良いマダムが一度個室に入ったのですがすぐ出てきて、私の後ろに並んでいたおばあさんに「こちらの個室、広いし手すりもありますしお年寄り向けですので先にどうぞ」みたいなことを言ったことがありました。後ろのおばあさんはエッと一瞬なったあと、「結構です!」と大きな声でこたえていた。マダムがそうですか、と個室に入ったあと、そのおばあさんは「まったく!年寄り扱いして失礼な!」と一緒にいた娘らしき人にブツブツ言っていたのですがその文句言っている姿かたちは誰がどう見ても皺多き老婆のそれなのであった、うーむしかし人を見かけで判断したらいけないし、年寄りかどうかは他人ではなく自分が決めるものなのだろうか、しかし年寄り扱いして失礼な、ってリアルに聞いたの初めてだな、あとマダム、ナチュラルに私を飛ばしたけれど緊急時でなくて良かった、、そして人の好意とは、、とか思っていたら自分の番がきたので用を足して帰りました。大らかな感じに生きたいです。

2017年8月30日水曜日

【短期連載その25 転ばぬ先の杖すぎる】

不穏な空気で始まった朝でした。どうなっていくんですかね。

***

先日、息子のクラスで理科を担当している先生に急用があったらしく、翌日の理科の授業が休講で、代替については急すぎてどうなるか分からないまま生徒たちは帰路につく、ということがありました。そういう場合、私だったらそのどうなるか分からない時間については、自習になる可能性を考えて理科の教科書とノートくらいを持っていくと思います。しかし息子はそのどうなるか分からない1時間のために、自分の持っている全ての教科書とノートとリコーダーと体操服を通学用鞄に詰め込もうとしていた。いやおい流石にリコーダーと体操服はないだろう、鞄がビリビリになるでしょと止めたのですが、何の授業が代わりに入っても大丈夫なように教科書ノートは全部持っていく、と言い張ってそれらを鞄2つに詰めて出かけていきました。

で結局その時間は自習でプリント演習、そして同じ日に数学のテストがあったらしいのだが、そのテストで使うコンパスを忘れて作図の問題をまるっと落としてきた。がっかりして帰ってきた息子の破裂せんばかりの鞄を見てなんか、うん、がんばって、、と思った出来事でした。



生地と衿ぐり部分を変えてノースリーブを作りました。





柄部分は薄地のポリエステルなのでギャザーが綺麗に出ます。


薄手ならではの裾始末。うおお。


また来年の春ごろ気が向いたら何着か作ります。



2017年8月28日月曜日

【短期連載その24 とにかく動く】

8月ももう終わりかー、相変わらず作業全然できてないなーと考えていたら急に焦燥感にかられ、洋服に付ける洗濯ネーム(生地の組成や洗濯方法が記してあるタグ)を新規注文したり、イベント出店を申し込んだりしていました。洗濯ネーム、洗濯表示の部分が昨年末から変わっていたので遅ればせながら変更を。記号が分かりにくくなったと思うのは私だけかしら。慣れればどうということもないのでしょうが、、(詳しくはこちらに書いてあります→消費者庁のサイト

イベント出店については、選考などもあったりするようなので確定したらまたこちらでお知らせします。まずは10月から岡崎のNatural*Artさんのお洋服展に参加させていただきます。


B01M8IA8TYゾンビーワールドへようこそ [DVD]
パラマウント 2016-12-21by G-Tools
ゾンビ、お馬鹿、青春。すごく面白かったのですが疲れているのかな私、、


B01N5S7FCCドント・ブリーズ [Blu-ray]
ソニー・ピクチャーズエンタテインメント 2017-03-22
by G-Tools
盲目、老人、最強。最近観た中で一番ハラハラした。

2017年8月26日土曜日

【短期連載その23 観たり読んだり】




娘と観てきました。とても良かった!夢は人を強く優しくするものですね。主人公がとても逞しいのも良い。才能が努力をあっという間に凌駕していく感じが娘には堪えたみたいですが、ひとかどの人物になるにはそのくらい土台がないとね、、それにしてもすごく面白いのに上映会場が少ないのが残念です。



【備忘録】
4087715906教団X
中村 文則
集英社 2014-12-15by G-Tools
前評判が凄く、一時期どこにも見当たらなかったような、、登場人物たちが饒舌すぎるにも程がある。ものすごい質量を感じる話でした。


4104190047明るい夜に出かけて
佐藤 多佳子
新潮社 2016-09-21by G-Tools
アルコ&ピースのANNが好きすぎて。こうやって1冊物語ができるとはやはり稀有な番組だったと思います。



4834082385まく子 (福音館の単行本)
西加奈子
福音館書店 2016-02-25by G-Tools
4344421841漁港の肉子ちゃん (幻冬舎文庫)
西 加奈子
幻冬舎 2014-04-10by G-Tools
4043944810きりこについて (角川文庫)
西 加奈子
角川書店(角川グループパブリッシング) 2011-10-25by G-Tools

西加奈子作品を読んだことがほとんどなかった(春夏秋冬の文字がそれぞれ名前に入っている男女が温泉行く話くらい)のですが、めちゃくちゃ面白いですね。他にも「ふくわらい」とか読みました。読んだ後、大きく包み込まれる感じが気持ちいいです。どの話も懐が深い。


4087715698眠る魚
坂東 眞砂子
集英社 2014-05-19by G-Tools
絶筆の凄味。命を削って物語を紡ぐとは想像もできない世界です。主人公に作者がどんどん重なっていき、最後境目がよくわからなくなってくる感じがします。



B009KYCSKM刻刻(1) (モーニングコミックス)
堀尾省太
講談社 2009-08-21by G-Tools
全8巻。時が止まった「止界」という世界での話。世界観・ストーリー共にとても面白いですが、何より登場人物がそれぞれ魅力的です。



B016O008HO衛府の七忍 1 (チャンピオンREDコミックス)
山口貴由
秋田書店 2015-10-20
by G-Tools
現在4巻まで。血とか肉とかもう何がなんやらグチャグチャで残酷で滅茶苦茶だけど、どうしてか涙が出てしまう。自由を謳うことが昔はいかに難しかったか。


備忘録と言っておきながら読んだそばから色々忘れていってしまう、、情けないことです。