2015年4月15日水曜日

【チェックとドットのブラウス】

むかしむかし、中学生の頃に友達数人と『何歳まで生きたいか』みたいな話をしていて、やれ60だ70だ80だとみんなが数字を羅列する中、ひとりの子が「うーんでもやっぱり私は孫の顔を見るまでは死ねないな」と言うのを聞いてひどく驚いた覚えがあります。14歳とか15歳という、自分自身のことすら持て余す時期に、60歳だの70歳だのというのは遠すぎてただの記号に過ぎない時期に、孫についてまで思いを至らすその迷いの無きことよ。彼女はその後も、自分の決めた時にするべきことをし、着々と堅実に、孫の顔を見るべく人生を歩んでいる(ように見えます)。いや、孫の顔を見るべくなんてことは微塵も思わず、ただ、当然の通過点として孫はそこにいるのです。

っていうところから、あの、昨日からまた右耳の痛みが復活してきまして、「耳の奥に何か、言葉にするのも恐ろしいものが潜んでいるのではないかという恐怖によって気付かされる人生観」について話をつなげたかったのですが書いているうちにすっかり忘れてしまった。なんだったかな。もう色々なことをたくさん忘れる。小学校2年生の時、校庭でぼんやり考え事をしていたら突然、自分の周りのあらゆる事象が整然と理解できて、全てが腑に落ちたことがあったのだけれどもその瞬間を境に私はどんどん馬鹿になっていると思うのです。


さて、ブラウスの紹介です。

以前ちょっとだけご紹介したもの。最近フィルマメンチアの定番の形になりつつあるこのブラウス、今回は大変薄手の、ふんわりした生地で作りました。とても軽やかな仕上がりになっています。衿部分の柄がアシンメトリなのも個人的にツボです。

 落ちついた色合いの中、ドットがアクセントに。

 色違い。ブラウンとネイビーのチェックです。こちらの色合いも大変おすすめです。

大人しすぎず、個性的すぎず、持っているとちょっと特別、そんな感じをめざしました。




木ボタンバージョンとプラスチックボタンバージョンがあります。ボタンが変わるだけで随分雰囲気も変わって面白いですよ。あと再度お伝えしますが大変着心地がいいです!

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