2014年8月7日木曜日

【短期連載その11 共有するということ】

こんにちは。
どうもパソコンだかネットだかの調子がよろしくないのか、昨晩の更新分がどこかに行ってしまいました。


昨日はまたもや所用で、皆大好きホームセンターに行ったのですが、その時子どもたちがペットショップコーナーを見に行きたいというので寄った時のこと。
ガラス張りの、小さくしきられた部屋の中に小さな犬や猫が居る中、一頭だけもう赤ちゃんとは言いがたい柴犬がいました。生後半年の、顔がシュッとして目が大きい、なかなか可愛い犬だった。
で、娘が突然この犬を飼う!と言い出して聞かなくなったので、まあいつもの気まぐれだろうと軽くいなしつつ他の買い物をして家に帰ったら、母屋に飛んでいって義父母にも犬が飼いたい飼いたいと言っていた 。まあ我が家は既に犬も猫もいるので当然反対されるわけですが、自分があの犬を飼わないと、ペットショップでどんどん大きくなっていつか捨てられたり酷い目に合うんじゃないかとか、飼うためなら私が持っている小銭を全部出すとか、学校から帰ってきたら毎日散歩に行くとか、飼ってくれないならもうバレエもスイミングも小学校も辞めるとか何とか一生懸命話していました。そのうちに感情をコントロールできなくなって号泣して暴れだし、頭が痛いぃ〜犬飼うぅ〜!!と言いながらそのまま寝てしまった(8歳です)。子供がペットを飼いたいと言う→断られる→粘る→しばらくやりとりが続く というのはもう様式美みたいなものですよね。。

大人も子供も、同じようなシチュエーションで同じようなやり取りを繰り返し、それを忘れたり時々思い出したりしながら日々を送っていて、そういうものが少しずつ蓄積されて、個人と社会を繋ぐ糸のようになっていくんだと思います。小さな共感とか共有というのが集まって、その社会を形作るというか、、(色々考えて文章を書いたつもりが、かなり普通のことを言っている気がしなくもない)
ともかく、そういう何気ない営みが突然断ち切られるのはもちろんのこと、小さな共感や共有が少しずつ、よろしくない方向に向かうのはとても怖いことだなあと、この時期特に強く感じます。


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読み手に静かに差し出される「ヒロシマ」のその後の姿。既に有名ですが、もっともっと多くの方に読まれるといいと思います。


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広島に原爆が投下された翌日7日、愛知県の豊川海軍工廠でも、子供たちを含んだ多くの方が亡くなりました。(豊川海軍工廠-Wikipedia

 

2 件のコメント:

  1. お嬢さん、犬の将来を考えたんですね。とってもかわいい!

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    1. sweet sweetieさん
      娘、いつも何かの心配ばかりしています。。旅行に行ってはお金があるかとか、ニュースを見ては怖い目にあわないかとか、、両親や兄は割と楽天的なので、一体誰に似たのやら。。笑

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