今日は朝起きて、朝食の準備をして犬の散歩に行き、洗濯掃除ゴミ出しと朝食の片付けを済ませたら、突然電池が切れたかのように横になって寝てしまいました。9時半に息子を送って行かなくてはいけない用事があったので、9時ごろ起きたものの、そこから倦怠感が抜けない一日だった。
そういう調子の良くない時によく思い出す話があって、昔高校生のとき、現代文の模試だったか何かに載っていたものなのですが、以下あらすじです。
舞台は戦後間もない日本、とある列車の中。車内は闇市に商品を運ぶ人や、戦地から帰ってきた軍人などでとにかくごった返していた。そんな中「私(恐らく少年だったと思われる)」は若い女性の乗客を見つける。彼女もまた沢山の荷物を持ち、大勢の乗客の中でもみくちゃになっていた。列車にはドアがなく、彼女はみるみるうちにそのドアのない乗降口の方へ押されて行くが、「私」にはなすすべもない。
そんなとき、1人の男性(人の良さそうなおじさんだったような気がします)がその女性を助けるべく、乗降口と女性の間に立ちふさがり、女性は難を逃れることができた。
そのまま列車は走り続けていくが、いかんせんひどい混雑のため、乗降口にも強い圧がかかり、男性はたまりかねて『押すな、押すな』と悲鳴に似た声をあげる。しかし状況は変わらず、限界を迎えた男性はあっという間に列車の外に落ちて見えなくなる。
「私」は走り続ける列車の中で、その男性が足元に置いていた荷物を見つめるのであった。
随分昔に模試で読んだだけなので、細かい部分は違っているかもしれませんが、大体こんな感じ。これ読んだあと、それに付随する問題を解きながら「模試どころじゃねーよ、、」と思った記憶があります。 なんかね、男性が落ちたあとの車内が、助けてもらった女性も含めみんな自分のことで精一杯で、何事もなかったかのようになっていた感じが怖かった。疲れたとき、この話を思い出してはさらに嫌な気持ちになっている。もう20年くらいずっとこの話でモヤモヤしているので、著者など詳細知っている方いらっしゃったらご一報ください。
ってなんちゅう記事だ今日は、、ご気分を害されたらごめんなさい。
代わりと言ってはなんですが、今日読んだ本。
ゼブラ ハイム ポトク Chaim Potok 青山出版社 2001-05by G-Tools |
少年少女が主人公の短編が6つ。
ある子は絵を描くことで、ある子は秘密を持つことで、またある子は音楽を通して。色々な引き金が引かれて成長していく、そんなほろ苦くもみずみずしい話でした。同時に根底に流れるのは反戦だったり自国(アメリカ)のほの暗い一面だったり。淡々と、静かに紡がれる世界がとても良かったです。金原瑞人さんの訳を初めて読みました。
気分を変えたくて、近所にできたカフェに娘と行ってみる。直前まで大声で何やら歌ったり喋ったりしているのに、店内に入るやいなや急に澄ました顔してココアとか飲んだりするので面白いです。
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